前回のブログの続きです。
まず初めに起こる老化現象,と言われる萎縮に関してお話していきます。
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萎縮とは
単純にいうと,ボリュームが減ること。
特に骨と深部脂肪は減りが早いです。
(ちなみにアジア人は,生まれつき顎や中顔面の骨が小さい人が多いので,エイジングしていなくても補充が必要なことは多いです)
治療方法としては,ボリュームを補う治療となります。
具体的には,
皮膚科→ヒアルロン酸がメイン
外科→脂肪注入がメイン
エイジング治療でヒアルロン酸など不必要なことはあるのか
残念ながら,骨と深部脂肪が減らない人はいない(もちろん減る速度に違いはあります)⬇︎
ヒアルロン酸治療が必要ない人はいない(必要量,優先度の違いはあります)
ボリュームタイプも必要か?
特に注目なのが,ボリュームタップリのポチャ顔さん
優先度は低めでも,入れたほうが綺麗に若返りますよ
ポチャ顔さんは後日説明する,減らす治療+縮む治療が優先度としては高いことが多いですが,ヒアルロン酸などの補充する治療も必要になるということは大切です。
イメージとしては,骨という土台が崩れていると,その上の脂肪や皮膚を糸で戻したとしても,戻りが早かったり効果を感じにくかったりします。
もちろん人によって,ヒアルロン酸の必要量は違います
補い治療のヒアルロン酸は,手軽に変化を感じやすくて,病みつきになる人もいます。
ここで,ヒアルロン酸だけに頼りすぎると,いわゆるヒアル顔になる
↑有名なLim先生のヒアル顔の絵です
こうならないように,日々気をつけています。(気をつけてることもブログにいつか書きたい)
ボリュームを補う治療の種類
私の一押しはヒアルロン酸なんだけど,一つづつ見ていきます
ヒアルロン酸
(美容医療診療指針 令和3年度改訂版)
こちらで,推奨度“2“治療希望があれば,行うことを弱く推奨する,と言及された顔のボリューム治療に対する唯一の治療です。
脂肪注入
その他の製剤
他にもエランセ、FGF添加PRP、ベビーコラーゲンなどもあります。
個人的には,長期経過がまだ分かっていない新しい治療にすぐ飛びつくよりも,昔ながらで生き残っている治療が私は信頼しています。
※2−3年してから,しこりが発生することもあります
※ベビーコラーゲンは安全性も高いと報告を受けており、評判も良いので、導入したいと考えております。
実際はどうなの?
脱脂のOPEとセットで脂肪注入、脂肪吸引(OPE)で吸ったから脂肪注入
ということはよくありますが、
純粋にボリュームを増やしたいだけだと、ヒアルロン酸が圧倒的に多いです。
最近はヒアルロン酸の製剤も注入方法も進化している、というのもありますね。
あとは脂肪注入して、微調整をヒアルロン酸、という方もいらっしゃいます。
長く主流の治療として残っているものは、それぞれいい点も多いので、一度気楽にご相談ください。
おまけ:今後の診療に関して
2月中旬以降から、ブログやTwitterの患者さんからも、ご予約の受付を始める予定です。またブログでアナウンスしますので、少々お待ちください。