たるみは、あらゆる層でそれぞれに起こります。
では一体どのように、お付き合いしていけばいいのでしょうか。
この記事を読んで分かること
・たるみの治療の大原則
・たるみに効果のある治療を、効果・ダウンタイム・痛みとともにご紹介
・ベル先生はどうやってたるみと付き合っているか
↓たるみの構造を知っていた方が、理解しやすいです。はじめの部分だけでもぜひ。
たるみ対策!種類ごとの治療イメージ
たるみ治療における大前提
そんな魔法のような治療があれば、世の中からたるみが無くなるわ。
たるみに限らず、美容医療の原則は以下です!
1回で効果が高い治療
ダウンタイムがキツイ、リクスが大きい、値段も高い、痛い 🙁
ダウンタイム短い、リスク少ない、お手頃価格、痛くない治療
回数が必要。効果も地味め。
たるみ治療で進行をゼロにするのは難しい
たるみは老化現象なので、生きている限りゼロにはできません。
効果のある治療をしても、その瞬間から再度たるみは進行します。
そんなことないよ。
老化の時計の針を遅くする・少し元に戻す、ような治療をすることで、長期的に見ると何もしてない場合よりもたるみにくくなっているはず。
たるみの治療のイメージをグラフにすると、こんな感じ。
強めの治療は老化のレベルが下がって、効果が分かりやすい。
治療後の老化のスピードは遅くなるという説も、変わらないという説も色々あるので、変わらないバージョンで書きました。
おだやかな治療は、老化のレベルがあまり下がらないので、効果はわかりにくい。
でも確実に老化の速度がおそくなっている(傾きがおだやか)ので、長い目で見ると老けにくい。
どちらが優れているというのに、正解はないです。
好み、価値観、生活習慣などで、その時の自分に合う治療を選びましょう。
両方のタイプの治療を組み合わせることだよ!
強めの治療により、老化のレベルを下げてる。
その合間に老化の速度を遅くする、穏やかな治療をする。
その分コストも時間もかかってしまいますが 😥
たるみ対策!治療の種類を強さレベルで解説
以上のようにたるみの治療を、強さごとに解説するにはよくピラミッドが用いられます。
上に行くほど効果が高いけれども、色々な負担が増えるので、ハードルが上がります。
効果も上の層に行くほど高いです。
どんなに上手な先生に施術してもらっても、層の違う治療には敵わないイメージです。
どこまでの治療なら受けてもいいと考えるのかは、人それぞれ正解があります。
繰り返しが必要な治照射系
例:フォトフェイシャル(IPL)、レーザートーニング、フラクショナルレーザー、近赤外線、各種ピーリング、痛いの少ない高周波(テノール、エンディメッドプロなど)
半年から1年に1回でいい照射系の治療
痛みの強い高周波(サーマクールなど)、HIFU
注入系の治療
ヒアルロン酸、レディエッセイ、エランセなどのフィラー系の治療
スレッドリフト
このイメージでは、固定タイプのしっかりとした引き上げ力のあるもの
手術
一番効果があるのは、手術です。
タルミに対する効果は10年、という意見もあります。
詳しい治療の実際は、次の項から説明していきます。
たるみ対策!治療の種類をターゲット層ごとに紹介
たるみに効果のある治療の、有名どころを簡単にご紹介します。
※タルミはメインの治療ターゲットではないけれど、効果があるものも含めています。
※値段,痛み,効果はエビデンスというより、私の体感や患者さんからの意見を元にしていて、割と主観的です。(もちろん参考文献も参考にしてます)
タルミに関する効果は、こんな風に評価してみました(私の主観的オリジナル指標です)
☆ | ハリ感が出るが触って違いに気がつく感じ。自分でも効果は分からない人もいるレベル。 |
---|---|
☆☆ | 敏感な人は、鏡を見てハリ感が出た、シワが薄くなったと気がつく。皮膚の感触や写真をよく見比べると、多くの人が気がつく。 |
☆☆☆ | 見るだけでも、効果をなんとなく実感することが多い。実感としては上がったというより、元気な感じ、調子のいい時の顔になるイメージ |
☆☆☆☆ | 効果はかなり実感する。数年分、若返ったなと感じるイメージ。たるみはmm単位で変わる。 |
☆☆☆☆☆ | 明らかに変化が分かる。たるみがcm単位で変わる |
※紹介しきれないので、詳しい治療内容に関しては別記事にします。
たるみ対策!真皮の治療
治療の種類は、めちゃくちゃたくさんあります。
お手軽な順に、有名どころを紹介します。
スキンケア
スキンケアでハリ感出たなと一番感じるのは、個人的にはビタミンA。
ビタミンCやナイアシンアミドなど、他にも色々あります。
タルミに対する効果 | ☆ |
---|---|
ダウンタイム | なし〜1ヶ月程度の皮むけ、赤み、刺激感(A反応) |
痛み | なし |
値段 | 1ヶ月2,000〜30,000円 |
治療の頻度 | 毎日自宅ケア |
リスク:かぶれ、A反応など
スキンケアは手軽なので、万人にオススメ!
今の自分に合った商品を見つけて、普段から取り入れてほしいです。
↓ビタミンAが気になったらこちらをどうぞ
ピーリング各種
AHAやBHAと言われる、皮膚の浅いところ(表皮)がメインターゲット。
表皮のターンオーバーを向上させ、肌をツルッとさせたり、毛穴の汚れの改善、ニキビの改善などに効果あり。継続することで、真皮のコラーゲンが少し増えます。
AHA・BHAなど表皮がターゲットのピーリング
タルミに対する効果 | ☆ |
---|---|
ダウンタイム | なし |
痛み | なし〜少しヒリヒリ・ピリピリする |
値段 | 5000円〜10,000円 |
治療の頻度 | AHA 2週間ごと BHA 1ヶ月ごとに3ヶ月は継続 |
マッサージピール(コラーゲンピール、PRX-T33)など、真皮をメインターゲットにしたピーリングもあり。こちらの方が、たるみには効果あります。
マッサージピール
タルミに対する効果 | ☆☆ |
---|---|
ダウンタイム | なし〜1週間程度の薄い皮むけて |
痛み | 灼熱感あるが、ほぼ全員我慢できるレベル |
値段 | 10,000円〜15,000円 |
治療の頻度 | 1−2週間ごとに3ヶ月は継続 |
リスク:化学熱傷(フロスティング)、赤み、かぶれ、乾燥、紫外線の防御力低下など
ピーリングってすぐ終わるし、値段も手頃だからトライしやすいです。
どの製剤を使っても、ツルッと艶のある肌になるので、ファンも多い。
光治療(フォトフェイシャル、IPL)
光治療は、ターゲットが広く、メラニン、赤み、皮脂腺にも効果がある←どれに最も効かせるかは当て方を変えています
穏やかに真皮にも熱が入ることで、結果として真皮の状態が良くなる。
タルミに対する効果 | ☆〜☆☆ |
---|---|
ダウンタイム | 0ー5日←シミが薄いかさぶたになる。赤みが残るなど。 |
痛み | 表面が熱い感じ、輪ゴムで弾かれる感じ。眩しい。 |
値段 | 10,000円〜30,000円 |
治療の頻度 | 月1回で5回は継続 |
リスク:ヤケド、肝斑悪化など
フォトフェイシャルはたるみの治療ってよりは、1個の施術で広く浅くいろんなことに効果があるので、人気があります。
美容は、全体を少しずつ良くすると、トータルで見たときの総合力が出ます。
レーザートーニング各種
レーザートーニングとは、レーザーを穏やかに複数回当てる施術です。
QスイッチYAGレーザーによるトーニングが一般的です。これはメラニンに反応して、シミを少しずつ薄くします。熱が入ることで、真皮の状態も改善します。
ロングパルスYAGレーザーを用いたトーニングは、真皮や赤みをターゲットにしています。
最近はピコ秒レーザーを用いたトーニングもあります。
QスイッチYAGレーザーによるトーニング(普通にトーニングと呼ばれる)
タルミに対する効果 | ☆〜☆☆ |
---|---|
ダウンタイム | なし |
痛み | 表面がチリチリ焼かれる感じの痛み。ほぼ全員我慢できる。 |
値段 | 10,000円〜20,000円 |
治療の頻度 | 1-2週間に1回を3ヶ月以上 |
ロングパルスレーザーによるトーニング(ジェネシス、スペクトラなどと呼ばれる)
タルミに対する効果 | ☆☆ |
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ダウンタイム | なし。 |
痛み | あったかいくらいで、ほぼなし |
値段 | 10,000円〜20000円 |
治療の頻度 | 2-4週間に1回を5回以上 |
リスク:ヤケド、白斑など
肝斑あるからトーニング始めて、肝斑薄くなった後も、トーニングによるハリ感が好きで通っている人は結構います。
1回あたりの効果は地味だけど、続けると良さがわかる治療。
近赤外線
近赤外線って自然に屋外で浴びると、たるみの原因になるんですが、医療などでメリットのある部分だけを照射すれば、逆にたるみが改善します。
タイタンが有名です。
真皮の中でも、より深いところに効きます。
タルミに対する効果 | ☆☆ |
---|---|
ダウンタイム | なし |
痛み | あったかいくらいで、ほぼなし |
値段 | 30,000円〜60,000円 |
治療の頻度 | 2-4週間に1回を5回以上 |
リスク:ヤケド、腫れ
タイタンは、実は私は受けたことないです。(穏やかめの治療の割に、値段高めのためw)
でもファンも多い治療であることは、事実です。
ジェネシスとタイタンの併用療法をやっているクリニックも、あります。
水光注射
(ダーマシャイン日本公式サイト)
真皮に直接、栄養分を入れる治療です。
ツヤ感、保湿力アップ、ちりめんジワのような小じわの改善が主な治療ターゲットですが、真皮の状態の改善もできます。
入れる製剤にも種類がたくさんあり、クリニックオリジナルのものもあります。
タルミに対する効果 | ☆☆ |
---|---|
ダウンタイム | 針穴、赤みが3ー5日のこる |
痛み | 塗る麻酔してもだんだん痛くなってくる |
値段 | 30,000円〜100,000円 |
治療の頻度 | 4週間に1回を5回以上 |
リスク:内出血、赤み、針穴、アレルギー
水光注射は即効性がかなりあるので、ファンも多い治療です。
最近はより痛みも少ない、メソガンも登場しています
フラクショナルレーザー、ダーマペンなど、真皮まで穴を開ける治療
上の図のように、真皮までレーザーor針で穴を開ける治療です。
真皮が傷を負うことで、「頑張って再生しろ」というシグナルが出て、真皮の状態が良くなります。
他にも凹んでしまったニキビ跡、毛穴など、3D(立体的な構造)のものを改善することに優れています。
フラクショナルレーザーと一言に言っても、種類がたくさんあります。
レーザーのより、別物くらい痛み、ダウンタイム、効果は違います。
一般的に、痛くて、ダウンタイムがきつい程、効果は高いです。
タルミに対する効果 | ☆☆〜☆☆☆ |
---|---|
ダウンタイム | 種類により全然違う。無〜2週間かなりしっかり跡が残るものまで |
痛み | チリチリする程度から、表面麻酔してもかなり痛いものまで |
値段 | 15,000円〜60,000円 |
治療の頻度 | 1ヶ月ごとに5回以上 |
リスク:炎症後色素沈着、赤み、かさぶた、乾燥、瘢痕形成など
フラクショナルレーザーは同じレーザーでも、当て方を変えることでかなり反応も変わります。
最初から張り切りすぎると、長い間、炎症後色素沈着が治らないこともあるので、主治医の先生と相談しながらやりましょう。
高周波(穏やかなもの)
一言に高周波って色々種類があって、別物のようにパワーも深さも変わります。
分け方も色々ありますが、今回は”穏やかなもの(組織を破壊しない)”と”強めのもの(組織破壊を伴う)”に分けました。
穏やかなものは、月一でもできる、痛み・リスクも少ないですが、その分効果も穏やかです。
私の好きなテノール(radiative式)、フォトRFオーロラ(バイポーラー)、エンディメッドプロ(トリポーラ)、NEWAリフト(バイポーラー)がこのグループに入ります。
タルミに対する効果 | ☆☆☆ |
---|---|
ダウンタイム | なし |
痛み | あったかいなくらい。攻められると少し熱い |
値段 | 10,000円〜40,000円 |
治療の頻度 | 2-4週ごとに5回以上 |
リスク:ヤケド
どれも痛みがほとんどなくあったかくて、気持ちいい施術です。
穏やかなナチュラルエイジングには、とってもおすすめの施術です。
深さだけでいうと、バイポーラー<トリポーラー<モノポーラー<radiative式の順に深いところまで届くので、私はテノール推しです。
高周波(強めのもの)
高周波の王様といえば、サーマクール。初めて機械でたるみの治療ができるようになったのは、サーマクールだったはず。
サーマクールはモノポーラーなので、バイポーラーよりも効果が深く、パワーが圧倒的に強いです。
サーマクールも種類がありますが、最新のサーマクールFLXは脂肪層の浅い部分まで効果あります。
1回でも効果を感じる分、痛みや費用もかかります。そして一旦、組織を破壊させているため、照射の間隔は空けることになります。
タルミに対する効果 | ☆☆☆〜☆☆☆☆ |
---|---|
ダウンタイム | 基本はなし |
痛み | 奥が熱い感じ。痛いけど、ギリギリ我慢できる範囲で施術する治療です。 |
値段 | 100,000-300,000円 |
治療の頻度 | 半年から1年に1回 |
リスク:ヤケド、コケる
サーマクールは、肉を焼くと縮むように3Dで引き締まる感じです。
35歳以降のぽちゃ顔さんには、脂肪を減らす効果もあるので、おすすめです。
げっそり顔さんがやると、コケるリスクがあります。
フィラー系(注入治療:ヒアルロン酸・エランセなど)
フィラーは入れる層によって、その層を補充します。
またそれ以外にも、フィラーを入れることにより、コラーゲンが増え真皮の状態が良くなるものもあります。
靭帯を下から支えることで、リフトアップ効果もあります。
タルミに対する効果 | ☆☆☆☆ |
---|---|
ダウンタイム | 内出血が1−2週間出ることあり |
痛み | 刺されるときの痛み、液が入ってくる時に押されるような痛みもあり |
値段 | 1mlあたり60,000-150,000円 |
治療の頻度 | 半年から1年に1回 |
リスク:内出血、アレルギー、凸凹、チンダル現象、感染、異物肉芽種、皮膚の血管障害、失明、
フィラーもたくさん種類が出てきて、エランセのようにコラーゲンブースターとして、働くものもあります。
似ているものとして、肌質改善効果もあるPRPもここの分類に入れてもいいのかなと思います。
たるみの対策!脂肪の治療
たるみの治療に脂肪減少を含めると、長くなるのでそれは省略します。
一部の高周波、HIFUの当て方によっては、脂肪層にも効果があります。
スレッドリフト(穏やかなタイプ)
糸を入れることで、落ちてしまった皮下組織を元の位置に戻す、落ちないように支える、施術。
糸の種類も色々あり、入れ方も先生によって異なります。
現在は溶ける糸が主流です。
糸を入れることにより、真皮の状態も徐々に良くなります。
溶ける糸の中でも、大きく分けると2つあります。
まずは、細く短めの糸を、固定なしでたくさん入れるものです。ショッピングリフト、美容鍼などと呼ばれます
タルミに対する効果 | ☆☆☆〜☆☆☆☆ |
---|---|
ダウンタイム | 内出血が1−2週間出ることあり |
痛み | 表面麻酔しても、刺される痛みはある。 |
値段 | 35,000-150,000円 |
治療の頻度 | 半年から1年に1回 |
リスク:内出血、糸が飛び出てくる、若干の左右差、感染
ショッピングスレッドは、効果は穏やかな分、自然な仕上がりでリスクも少なくお手頃です。
スレッドリフト(しっかりめタイプ)
長く太めの糸、時にコグのものを、こめかみなどに固定させて入れるものです。ミントリフト、アンカーリフトなどと呼ばれています。
穏やかめのものよりも、かなりドラマチックに上がる感じは体感できますが、その分リスクも多いです。
実際に糸が溶けて無くなるまでの期間と、たるみ改善効果が無くなるまでの期間は、違うので注意しましょう。
2019年の日本美容外科学会では、1年以上溶ける糸によるリフトアップ効果が続くことはない、と言われています。
タルミに対する効果 | ☆☆☆☆〜☆☆☆☆☆ |
---|---|
ダウンタイム | 1ヶ月くらい不自然なこともあり。引っ張られている感も2週間くらいあり。入れ方によっては、口も大きく開けない |
痛み | 普段味わったことのない深いところを責められて、痛いし気持ち悪い |
値段 | |
治療の頻度 | 半年から1年に1回 |
リスク:左右差、一時的な不自然さ、凹み、ボコ付き、糸の触知、頭痛、感染、神経・耳下腺損傷
リスクも色々多く見えますが、大体のものは1ヶ月もすれば、だいぶ自然になります。
逆をいうと1ヶ月すると、上がった感じもだいぶ戻ります。
凹みみたいなマイナートラブルは多いですが、実はフィラーのように、めちゃくちゃ怖い副作用は少ないです。
フィラー系
脂肪が減り過ぎて、こけた頬などに注入してボリュームを出すこともできます。
筋肉
HIFU
(ウルトラフォーマー日本公式)
超音波を集約させることで、強いパワーが出て、SMASという筋膜まで到達することができます。
HIFUもたくさん種類があって、それぞれどのくらいの強さなのか、どのくらい焦点が合うのか、どの層に当てるのか(深さ)が違います。
大抵、SMASだけでなく、真皮と脂肪の深さにも当ててます。
HIFUは20代前半にも、小顔治療として人気があります。ただ組織破壊を伴うので、何歳からやるのがいいのかは、まだ結論が出ていないです。
タルミに対する効果 | ☆☆☆〜☆☆☆☆ |
---|---|
ダウンタイム | 基本はなし、たまに1日ほどミミズ腫れ。 |
痛み | 痛いけど、ギリギリ我慢できる。ビリっと深いところに来る痛み。 |
値段 | 60,000-300,000円(機械によってもかなり違う) |
治療の頻度 | 半年から1年に1回 |
リスク:ヤケド、しびれ、筋肉痛のような痛み、神経損傷
HIFUは引き上げの治療で、ポニーテールをした時のようになりイメージです。
顔タイプによっては、サーマクールとウルセラ(HIFUの王様)の併用も、作用機序が違うのでおすすめです。
ボトックス
筋肉の動きを止める薬。
表情筋を止めることでシワが減ることで有名です。
顔の筋肉を下げる方向に働く筋肉を弱めることで、リフトアップ効果の得られる、ボトックスリフトという治療もあります。
今回はたるみの治療の話なので、ボトックスリフトに関して
タルミに対する効果 | ☆☆☆ |
---|---|
ダウンタイム | 1日程度の針穴。内出血の可能性もゼロではない。 |
痛み | 予防接種の時のように液が入ってくる時が痛い |
値段 | 35,000-60,000円(1部位) |
治療の頻度 | 3ー6ヶ月おき |
リスク:アレルギー、内出血、表情の左右差、表情の不自然さ
ボトックスを表情ジワに打つ分には、効果バッチリで感動すると思います。
ボトックスリフトはもっと効果がマイルドで、ヒアルロン酸などのフィラーに比べると効果は弱い印象です。たるみの他の施術と併用することも、多いです。
骨
フィラー系
老化によって骨が減ってしまう部位には、やはりフィラーで補充するのが一番効果があります。
テノールのようなRadiative式高周波は、骨の老化を遅くする働きがあると言われています。
あくまで老化の速度を遅くするイメージで、減ってしまった骨を戻す働きはありません。
リガメント
フィラー系
フィラーをリガメントの根元に入れてあげると、重力に打ち勝つ支えになります。
最近はどのヒアルロン酸メーカーも、リガメントの補強を土台に治療をするよう勧めています。
リガメントをまず整えることで、ヒアルロン酸パンパン顔になりにく自然にリフトアップができるようになりました。
リガメントに入れるだけでも、法令線、ゴルゴライン、マリオネットラインなどちゃんと少し改善します。
サーマクールなど一部の高周波などでも、真皮層のリガメントの改善があると言われています
※フェイスリフト手術に関しては、専門外なので、詳細は控えさせていただきます。
たるみ対策!治療の種類ーまとめー
たるみは全ての層で、それぞれ起こるので、全ての層の治療をする必要があります。
なので、それぞれの層の治療を組み合わせて行うのが、一番おすすめです。
ただ美容の最終目標は“幸せ”だと思うので、自分の負担にならない程度に取り入れましょう!
おまけ:ベル先生はどうしているの?簡易ver
強めの治療はリスクも大きいので、信頼できる先生のところで受けてます。
(特にヒアルロン酸、強めのスレッドリフト)
それでもスレッドリフトにボコ付きでたことあります 😥
穏やかめの治療も、もちろん丁寧、上手い下手はあります。
でも強めの治療に比べると、差は少ないと感じます。
個人的には頻回に繰り返すことも、すごく大切だと思うので、穏やかな治療はコスパ重視で続けています。
参考文献:
PEPARS No147 美容医療の安全管理とトラブルシューティング
美容医療超実践講座
エビデンスに基づく美容皮膚科治療