紫外線対策

ベストパフォーマンスと美を応援!スポーツ時におすすめの紫外線対策、日焼け止めの選び方

美容皮膚科医@銀座のベル先生です。

スポーツ時の日焼け止め、どうするか困っていませんか。

アウトドア子
アウトドア子
スポーツ頑張ってるけど、紫外線が気になる。何かオススメの対策ありますか?
ベル先生
ベル先生
屋外のスポーツは過去な環境よね!スポーツ以外でも屋外に長い時間いなきゃいけない人は一緒に対策を見ていきましょう

私は美容皮膚科医で、紫外線は避けるべきというのは、痛いほど分かってます。

その一方プライベートでは、元アスリートで今もフルマラソン3時間15分切りで走れるランナーであり、屋外でスポーツをする人たちのジレンマはよく分かります。

そしてディズニーオタクであり、真夏の真昼間ディズニーランドで数時間紫外線を浴び続けております(通称、地蔵とよばれる行為)。ビーチリゾートや登山も大好きで、紫外線を浴びている量は計り知れません。

そんな私なので、過酷環境の紫外線対策にはかなりこだわっています。

今回はその対策についてより深く実践的にお話します。

・スポーツにおすすめはローション、ミルク、クリームタイプの日焼け止め

・ウォータープルーフの日焼け止めは想像以上に肌に残っている

・日焼け止めはスポーツのパフォーマンスを向上させる可能性あり

・原始的に紫外線を避ける方法もとても有効

 

基本的な紫外線の予防、日焼け止めの成分・安全性・気をつけて欲しい人のことはこちら↓

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美容のために好きなことを諦めるのは幸せ?

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「美しくなりたいなら、屋内でできるスポーツをしましょう」

と言うのは簡単ですが、

「うーーーん、それって本当に幸せなの?

って思ってしまいます。

もちろん屋内スポーツが元から好きな人はいいですよ。

でも私みたいに屋外を走るのが好きな人、テニス・ゴルフ・ビーチスポーツなどが好きな人にとっては、美容のために好きな事を諦めるのは辛いものですよ。

↓美容と上手に付き合って幸せになる、根本的な考え方はこちら

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屋外スポーツが紫外線との過酷な戦いになる理由

race

屋外でスポーツをしている時は、こんな状況にさらされています。

汗をかく、頻回にふく、塗り治せない

・時間と場所が決まっている

服装の規定がある(肌の露出が避けられない)

日焼け止めがパフォーマンス低下に繋がるのが嫌

だからこそ、日常生活を送っている時よりも、日焼け止め選びが重要です!

実際にどのような形状の日焼け止めを選ぶべきか

sunscreen

最近ではスプレー、ジェル、ローション、ミルク・クリーム、固形と様々なタイプの日焼け止めが出ています。

スプレー:(紫外線吸収剤)塗りやすいが、量が少なくなりがち。光安定性が低く、塗り直しが必要

 

ジェル:(紫外線吸収剤)のびがよく使いやすいが、落ちやすい。光安定性が低く、塗り直しが必要

 

ローション:(紫外線吸収剤・散乱剤)伸びがよく塗布しやすい。ジェルより落ちにくく、光安定性がいい。

 

ミルク・クリーム:(紫外線吸収剤・散乱剤)オイルベースのものは耐水性がいい。水ベースのものは落とすのが楽

 

固形:(紫外線散乱剤)粉がたくさん含まれているので、可視光線まで防御できる。量が不足しがちなので、他の製材との併用がおすすめ。

 

スポーツ時には落ちにくく、光に対して安定しているいるものが良いため、「ミルク・クリームまたはローションタイプ」がおすすめです。

そしてもちろんウォータープルーフが必須です。

ウォータープルーフの効果はどこまであるのか

日焼け止めクリーム

正直に言います、真夏にランニングで滝のように汗を流している時、

「あー日焼け止め、全部流れてるわー。」

と何度も思いました。そして実際に顔も日焼け止めが浮いて、真っ白になってました。

恥ずかしながら学生時代は、

「どうせ流れるから、日焼け止めなしで走ろう」

と言うデンジャラスな行為をしていました。(この頃のツケで腕のシミの量がヤバイです)

実際に日本では、ウォータープルーフをを表記するための決められた基準がないです。

2019年の美容皮膚科学会でスポーツによりどのくらい日焼け止めが肌に残るのか、という発表がありました。

クリームタイプまたはローションタイプの日焼け止めを使って、30分ランニングまたは水泳をしてもらい、運動後にタオルで汗を拭いてもらいます。そしてどのくらい日焼け止めが顔に残っているのか調べています。

なんとランニング群ではクリームでもローションでも70%以上が皮膚に残っていました。

水泳ではもう少し下がりますが、半分は残っていました。

だから諦めずに日焼け止めは使いましょうね。

日焼け止めはスポーツのパフォーマンスに影響を与えるか

bike

これ、アスリートにとっては本当に重要です。

私も高校生の時は

「日焼け止めを塗ると汗が出にくくなるから、長距離走のタイムが悪くなる」

と言う謎の都市伝説を信じて、日焼け止めなしで競技に参加していました。

当時の私に説明してあげたい、、、それは嘘!!むしろ逆です。

日にあたると皮膚が赤くなったり熱がこもりますよね。

そうすると皮膚にエネルギーが使われちゃって、疲れやすくなります。

マラソンなど長時間スタミナが必要なスポーツやる人にとったら大問題です。

ガチでスポーツやっている人、そのスポーツに余裕がない人ほど日焼け止めが大切!!

私はフルマラソンを走る時、ビーチリゾートなど過酷な場所ではこれを使って思いっきり露出しております↓

この日焼け止めだとスウェット『汗』プルーフであり、ウォータープルーフよりさらに運動時に落ちにくいということを、どこかの実験データーでみたので買った記憶があります。(どこで見たのか全く覚えていない、、、しかもデーター見つからない。すいません)

開発のこだわりが書いてあるので参考に見てみてください↓

https://aggressive-design.shop/story/story2.html

落ちにくいのに、塗っている感がなく、汗もちゃんとでるのでパフォーマンスに影響を与えないところがステキです。

普通の日焼け止めでも、よほどの敏感肌でないと血液中に日焼け止め成分が移行することはないためドーピングの心配はほとんどしなくて大丈夫です。こちらは念の為ドーピングにならない成分ということにもこだわっているので、さらに安心ですね。

落ちにくいので、クレンジング付きもおすすめ↓

 

 

日焼け止め以外での紫外線対策

服装が指定されていないのであれば、なるべく肌を露出しないことは、日焼け止めより有効です。スポーツウエアのような通気性がいいものでも99%紫外線を防いでくれます。

他にも首元を締め付けすぎないスカーフなども有効です。

そしてサングラスと帽子を被りましょう。

できれば日傘もさしましょう。

しょ先生
しょ先生
・・・そんなん私には無理やで

実際にスポーツする時や暑い時って暑くて、そんなに肌を覆ってられない!!(タンクトップに短いパンツで走っちゃいます)

帽子は熱中症予防にも紫外線予防にもなり、パフォーマンス向上にもつながるります。

それでも帽子の中がムレムレなのが気持ち悪くて、途中で投げ捨てることもあった私。

そんな私でも夏場にかぶり続けられたスポーツ用の帽子が“Air Peak”

 

(出展:Air Peak公式サイト)

なんと図のように空気が流れる穴をつくってくれてるんです。

作った会社の実験によるとなんと普通のランニング用のキャップより、最高13℃以上温度が低くなり、湿度も30%カットされるようです。どうりで私でも使い続けられたわけだわ。

(出展:Air Peak公式サイト)

ただし空気穴のためデザインが特徴的であり、かぶるとダサいです。でも快適すぎてダサくても愛用中です。

 

まとめ

 

・美容のために趣味を諦めなくても大丈夫。その方が幸せ。

・ローション、ミルク、クリームタイプの日焼け止めが落ちにくい

・ウォータープルーフは想像以上に肌に残るので、諦めずに日焼け止めを塗りましょう

・最近はスウェットプルーフというものがあり、スポーツに有効

・日焼け止めを上手に使うと、スポーツのパフォーマンスが上がります

・帽子、長袖、サングラス、日傘なども使えるなら使いましょう

 

追伸:「じゃあ飲む日焼け止めはどうなの?」という意見もよくあるので、それは次回お話します。

参考文献:美容皮膚科医学BEAUTY #9季節に応じたスキンケア【夏編】医学出版

綺麗になりたいけど、どうしていいかわからないというあなたを応援します

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