美容医療の施術

ベル先生が考える、糸リフトの本当のところ

またまたお久しぶりになってしましました 😥

 

今回は実は興味があるという方が多い、糸リフトに関してです。

たるみ治療、アンチエイジング治療は、「複合治療」が大切。

そして年齢を重ねない人はいないので、「無理なく続けること」も大切です

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↑ちょっと情報が古いものもありますが、よければどうぞ

 

「この治療だけやっておけば間違いない」

みたいなものは残念ながらないです。

糸リフトもそうです。

 

糸リフトの間違った認識

最後の切り札

一発逆転の治療

 

糸リフトの正しい認識

たくさんあるたるみ治療のうちの一つ

1年おきには続けるイメージ

すごく上がっている期間は1ヶ月以内

 

とはいえ、糸リフトは糸にしかできない効果があります。

私も大好きで半年から1年に1回は受けています。(もちろん他の治療と併用しながら)

 

自分の脂肪を元に戻すイメージ

糸の本質は、自分の脂肪をこれ以上落ちにくくすること

だと考えています。

今回の記事はあくまで私の意見メインです。違うようにお話しされる先生もいるとは思いますので、ご了承ください。

糸リフトのイメージ

糸リフトの例え話

まず例え話をします。

自分の組織が砂袋

糸はロープ(トゲトゲのロープ)

糸リフトは砂袋にロープを引っ掛けて、引っ張る治療です。

 

ですので、実はとても大事なことが分かりやすくなると思います

・砂袋がしっかりとして、量も適量がいい

・砂袋のトータル量は変わらない

・砂袋はロープがある程度多い方が、もちが良かったり、仕上がりは綺麗

一つづつみていきます

砂袋自体の質と量の大切さ

砂袋の砂が自分の脂肪、袋が自分の皮膚だと思ってください。

砂(脂肪)もある程度固まっているもののほうが、ロープが引っかかります。

袋(皮膚)も厚みがないと、ロープでひっぱっった時に、袋がヨレます。

砂袋の量が大きすぎても、引っ張るのが大変です。

 

要するに自分の脂肪や皮膚がどれだけしっかりとして、どれだけの量があるか、が仕上がりに関連する大事なファクターなんです。

脂肪っていうと脂肪細胞のことばかり気になりますよね。

でも最近注目しているのが脂肪細胞の間の繊維。この繊維も脂肪に入ります。

この繊維がしっかりあると、脂肪も硬さがあり、脂肪の量があっても落ちてきにくいです。

脂肪がしっかりしている≒脂肪の間の繊維が若いということ。

 

「何もしなくても糸リフトすれば上がるし、大丈夫!」

と思っていても、いざしてみるとほとんど糸が組織に引っかからず、上がりにくい

ということもあります。

引き締め治療は糸リフトをする上でも大切

 

砂袋のトータル量は変わらない

砂袋を移動させているだけなので、トータルの量は変わらないです。

要するに、糸リフトはボリュームを移動させるので、脂肪も皮膚も増えないですし減らないです。

※引き締め効果は出ますので、皮膚が縮んだ、脂肪が減ったと感じる場合もあります

 

ボリュームがかなり多い方で頬コケなどもない場合は、顔の横幅が大きくなったと感じる可能性は高いです←これが好きかどうかは好み

少し減らす治療をして(もちろんタイトニングも一緒に)、それから糸リフトをする場合が多いです。

すぐに糸をしたい方は、顎が小さい場合などは顎を一緒に入れたり、コメカミの凹みに移動させたりして誤魔化すことも可能です。

ボリュームが少なすぎる場合は、先にヒアルロン酸をおすすめすることもあります。

皮膚のあまりがたくさんある場合は、まずタイトニングをお勧めすることもあります

 

自分で指で引っ張るといい感じに、余った脂肪や皮膚もどこかに、たくしあげてしまうので、すごくいい感じになります。残念ながらそれは糸リフトのシュミレーションにはならないです。

 

ロープの本数の問題

よく必要な本数に関してご質問いただきますが。

一般論としては、

持ち上げる糸は多いほど、面で上がるので仕上がりが綺麗です。

支える本数が増えるので、持ちもいいことが予測されます。

 

脂肪の量、どのくらいたるみあるか、理想の仕上がりによって実際は本数を変えています。

またロープの種類が、糸の種類です。

糸の種類は素材の違いだけでなく、長さ、太さ、棘のつき方などによっても異なりますので、さまざまなので、施術されるクリニックで特徴を聞くのが良いと思います。

※個人的には糸の種類より、どうやって糸を入れるかの技術の方が変化量としては大きいと思います

 

糸リフトの持ち

 

糸リフトのよくある誤解

糸リフトの持ちはよく誤解されます。

誤解①糸が溶ける期間≠リフトアップ期間

溶ける糸はいきなり溶けるわけではなく、だんだん細くなってきます。

ある程度まで細くなると、ちぎれてしまうこともあります。

大体、半分くらいの細さになったら、糸自体にはリフトアップする力は残っていない、と私は考えています。

溶ける糸が主流なので、長持する素材(PCL)を使ったとしても、1年おきには糸をお勧めしております。

もっと早く溶ける糸(PDO)ですと、半年おきという方もいます。

 

 

誤解②一定速度でリフト力がなくなる

糸リフトは基本上の図のように戻ります。

(時間軸はPCLという長持治する糸を十分な量使った場合です。)

特に初めの1ヶ月は、ガクッと戻りますが、そこからはだいぶマイルドに戻ります。

 

デザインや体質にもよりますが、

・1週間の時点では、まだ半分の人が腫れている、顔が大きくなったと感じている

(とは言ってもだいぶ周りからは気が付かれない程度)

・3週目がベストな人が多い

・そこからは穏やかに戻る

直後から3週くらいはかなり大きく戻りますので、それを知らないで直後の状態から一定ペースで1年保つと思って受けるとがっかりすると思います。

 

私の、糸リフトはドブ金なのか、に対する回答

何度も言いますが、

糸には糸にしか出せない効果があります

定期的に糸を入れることで、上の図のような長期的なスローエイジング効果があると思います。

 

少し糸を入れることで、若返り、その後も糸が入っていない時よりはゆっくりとしたペースでたるみます。

(異物反応でコラーゲンがたくさんできるので、自前のコラーゲンのロープができるイメージです)

 

正しい期待値で受ける分には、とてもいいたるみ治療&スローエイジング治療

ただ痛みもありますし、ダウンタイムもありますし、お金もかかるので、効果の持続など納得できないなら受けなくてもいいと思います。

このあたりの期待値が高いまま受けると、ドブ金と感じてしまうかもしれません。

 

私の糸リフトの特徴

コンセプト

とはいえ、糸リフトも若返りも、Drにより仕上がりに特徴があるのが事実です。

私の特徴は

とにかく上げるのではなく、魅力も増すエイジングケア

を目指しています

私自身も色々なところで糸リフトを受けて、1番満足度が高かったのが、

ほどよく上げて、ダウンタイムもなるべく少なく、素敵に見える糸リフト

でした。

実際に来て下さる患者さんでダウンタイム長くてもいいから、しっかり上げたい!という方はほとんどいないです。

以前の糸リフトで上がりすぎてしまい、頬骨が目立ちすぎて辛かった。(菱形になった、宇宙人になったなど皆さん表現されます)

確かにほうれい線は薄くなったけれど、バランスが悪くなった気がする

などという方は合うと思います。

 

実際の施術を受けたい方

詳しい私の糸リフトの特徴は次の記事で書こうと思いますが、カメペースのためいつになるかは不明です 😳

それに、美的感覚、価値観が似ているかどうかは、文字だけでは伝わらないですよね。

症例写真を見るのが1番、すっと納得できると思います。

いつもブログを読んでくださっている方は、TwitterにDMくだされば、インスタの症例アカウント(私の実名アカウント)をお送りいたしますので、ご連絡くださいね。

 

綺麗になりたいけど、どうしていいかわからないというあなたを応援します