美容皮膚科医@銀座のベル先生です。
ムダ毛がない日々想像できますか?
普段からレーザー脱毛の診察はよくしますが、でメリットやデメリットなど、意外とまだ知られていない事が多いなと感じます。
私がエステ脱毛・家庭用脱毛機をオススメしない一番の理由は硬毛化
元より太い毛が生えてくること👩⚕️
中途半端なパワーで浅い層だけを当てることにより生じるという説が有力
産毛で骨が近い場所に起きやすいからほんと注意して!
一回なると、治療がかなり大変なんですよ😭
— ベル先生🇳🇴美容皮膚科医in銀座 (@shosho_sensei) October 9, 2019
その他にも意外と知られていない、起こりうる副作用に関して、さらに対応法まで合わせて解説します。
この記事を読んで分かること
・レーザー脱毛を受けるメリット
・レーザー脱毛の超簡単なメカニズム
・起こりうる副作用とその対応
・レーザー脱毛を受けられない人・注意すべき人
・エステと医療脱毛の違い
・ベル先生ならこの機種を選ぶ!
Contents
レーザー脱毛は肌にいい!ムダ毛の自己処理をしなくて得られるメリット
今回は皮膚科医の視点で、皮膚に置けるムダ毛がないメリットをお話
毛穴が目立ちにくくなる
毛穴の治療は難しいです。(またいつかブログで書きたい)
毛が生えている以上、どんなに素晴らしい治療をしても、その毛以上には毛穴は小さくならないです。
毛が毛穴が目立つ一つの原因となっていることはあります。
二の腕にできるブツブツ(毛孔性苔癬)もレーザー脱毛すると、改善しやすくなりますよ。←ピーリングやダーマローラーなど他の治療も必要
自己処理の肌ダメージからの解放で肌のダメージ減
ムダ毛の自己処理って、何を選択したにしろ、お肌に負担がかかります。
カミソリ
「カミソリ負け」と言うフレーズがあるくらい、たくさんの人がカミソリによる肌の不調を感じたことがあると思います。
カミソリって肌の角質の上をこすりますよね。
そのことにより、角質に傷がつくため、バリア機能が崩れます。
下の図の左側が健康な肌、右側がバリア機能が壊れた肌
↓詳しいお肌のバリア機能に関してはこちら
バリア機能が壊れていると炎症も起きやすく、ブツブツした感じの毛嚢炎もできてしまいます。
カミソリ負けによる炎症が慢性化すると、黒ずみが残ってしまうこともありますよ 😥
カミソリを使う場合は、以下に気をつけてください。
↓おすすめのセラミド商品はこちら
顔は毛も薄くてジョリジョリしにくく、皮膚も敏感なので、カミソリよりも直接肌に当たりにくい電気シェーバーがオススメ。
ワックス脱毛
カミソリで剃った時のようなジョリジョリ感がないため、毛の濃いワキやVラインでは人気ですよね。
でも最強レベルにお肌に負担がかかってます。
まずテープやゲルを剥がす際に、肌の角質も絶対にある程度は一緒にとれてます。
角質に起こすダメージだけでも、すでにカミソリよりあります。
そして毛ってこんな感じで生えているものが多いです。
これを力ずくで引っこ抜くわけです。
だから血が出ることもあるし、炎症が起きやすいです。
炎症
↓
毛穴の角質が異常増殖して、毛穴が塞がる
↓
埋没毛ができる。ボツボツ盛り上がった毛穴ができる
こんな流れが出来上がってしまう可能性があるので、注意してください。
毛抜き
毛抜きはワックス脱毛の後半部分が当てはまります。
毛穴に炎症が起きる→角質の異常に増える→埋没毛、ボツボツ
のリスクがあるのでオススメしないです。
除毛剤・毛を染める
日本ではあまりメジャーじゃないですよね。
でも肌にいい成分ではないので、バリア機能が壊れている時には使わない方がいいです。
カブレて皮膚科受診と言うことも割とあります。
初めて使う時はパッチテストをしましょう。
おまけ:レーザー脱毛で湿疹やニキビが落ち着くことあり
アトピーの人は知覚神経が肌の上の方まで伸びてきちゃってて、肌がかゆくなりやすい。
一説によると、脱毛レーザーがその痒みの神経をブロックするようです。
また、自己処理が減ることで、バリア機能も保たれやすくなります。
「よほどひどい湿疹でない限り、脱毛レーザーを照射した方が良くなる」
という意見が多いのです。
ニキビに関しても、特にアレキサンドライトレーザーを用いると改善しやすくなります
(もちろんニキビは保険治療がファーストチョイス)
医療レーザー脱毛のメカニズム、副作用、リスク
基本的なメカニズムを簡単に解説
実はレーザー脱毛の原理って案外まだ分かりきってないです。
なのでサラッと、なるべく分かりやすく、かつ最新の考え方(2019年現在)をご紹介。
赤線で囲った部分が毛を作る領域を発毛中枢とまとめて呼びます。
↑毛包、毛母細胞、毛乳頭、バジル領域等、それぞれの間にあるサイトカインというシグナルなど毛を作るのに関連する部位全て
医療レーザー脱毛のメカニズムは、
他の部分をヤケドさせることなく、発毛中枢を破壊すること
どんな熱エネルギーを用いるかが、脱毛レーザーの違いになっています。
大きく分けると、以下に分けられます。
ショット打ち:1回の大きな熱パワーで発毛中枢を破壊
蓄熱式:複数回の少ない熱パワーで発毛中枢を破壊
ショット打ちと蓄熱式の詳しいメカニズムは次回!
脱毛レーザーにより起こりうる副作用&その対応法
機械の種類によりリスクの大きさは違いますが、脱毛レーザー全般で起こる副作用とその対応法をご紹介します。
赤みが数日残る
熱を使っている以上、皮膚が赤くなることはあります。
すぐ引くことがほとんどですが、体質によっては2−3日赤みが残る可能性もあります
【赤みの対処法】
何もしなくても治りますが、血行が良くなることはしない方が早く治ります。
心配な場合はステロイド軟膏の塗布をしてもいいでしょう。
じんま疹
詳しいメカニズムは不明ですが、レーザーを当てることで、その部位にじんま疹が出ることがあります。
上の写真のような見た目の場合もあれば、毛穴に一致する感じの時もあります。
レーザーを当てた直後から1日以内に生じ、24時間以内には自然と消えることが大半です。
脱毛レーザーを当てていない部分にじんま疹ができている場合、レーザーの刺激で他の部分にもじんま疹が出ることがあるので、避けましょう。
【じんま疹の対処法】
基本的には何もしなくても治る
抗アレルギー薬の内服(アレグラとか市販薬もあり)
根本的な治療ではないですが、ステロイドの塗り薬を塗ってもOK。
毛嚢炎
ニキビみたいなブツブツです。
毛穴と一致しています。痒みを伴うこともあります。
レーザー照射直後ではなく、当ててから1−3日後からできてくるのが一般的です。
Vラインや男性のヒゲのように毛が濃い部分は毛嚢炎ができやすいです。
【毛嚢炎の対処法】
何もしなくても7−10日で痕も残らず治ることが大半、と言われています。
痒みに関してはステロイドの外用が効きます。
ヤケド
可能性としては低いですが、熱を使っている以上ゼロにはできないです。
ヤケドにはⅠ度ーⅢ度までグレードがあります。
脱毛でⅢ度熱傷になる可能性はほぼないので、省略します。
I度熱傷(表皮まで、浅い)
皮膚が赤くなってヒリヒリする
何もしなくても数日で赤みは引きます。
痕は一時的に残るかもしれないですが、ほぼゼロになる可能性が高いです。
【I度熱傷の対処法】
ヤケドそた直後はすぐ冷やす。痛いときは冷やす。
赤みがなるべく血行が良くなることをさける。
赤みがある間はステロイドの軟膏を塗る
II度熱傷(真皮、深め)
水ぶくれができて、痛いです。
同じ水ぶくれができるヤケドでも浅い層のものと深い層のものでは、痕が残るかどうかが変わってきます。
浅い場合は1度熱傷に比べると、茶色の痕に残りますが、数ヶ月でなくなることが多いです。
深い場合は、治りきらない痕に残ることもあります。レーザー脱毛でここまでなりことは少ないです。
【II度熱傷の対処法】
水ぶくれ=病院で治療が原則
その方がキレイに治りますよ。
自宅での応急処置は水疱潰さないように洗う→キズパワーパッドを貼るorワセリンたっぷり塗ってガーゼ保護
水疱が潰れても皮は除去せず、なるべくそのまま。
詳しくは日本皮膚科学会のHPが分かりやすいので、困った時は参考にしてください。
硬毛化
硬毛化とはもとよりも太い毛が生えてきてしまったり、毛の密度が上昇することです。
髪の毛とか男性のヒゲくらい濃い毛になることもあります。
施術した場所だけでなく、施術した箇所の周りにも生じます。
残念ながらメカニズムは分かりきっていません。だから治療の方法も決まりきってないです。
(硬毛化に関することはあくまで2019年現在の有力な説ということで、解説します)
個人的には頻度と治療のしにくさを考えると一番やっかいだなと感じます。
【今の所の有力な硬毛化の説】
中途半端な熱エネルギー(パワーや深さ)
↓
中途半端な刺激と炎症が起きる
↓
発毛中枢が逆に活性化!! 😥
効果が低いだけじゃなくて、このリスクを取るのが私は割に合わないと思います
【硬毛化しやすい部位】
産毛で骨が近い場所!
顔のフェイスライン(女性)
背中〜肩〜二の腕の上の方
腰〜お尻
【硬毛化の可能性が0に近い部位】
脇
ひざ下
Vライン
※これ以外の部位はリスクは高くないがあり
【硬毛化しやすい人】
日焼けしても赤くなるのは軽度〜無で、すぐ黒くなる人(Fitzpatrick skin type 3-6)
未治療のホルモン異常を伴う疾患(PCOS:多嚢胞性卵巣症候群など)
飲むホルモン剤を使っている(ステロイドなど)
【硬毛化の治療方法】
・元に戻るまでレーザーを照射しない
・レーザーの種類を波長が長いもの変えてみる(ヤグレーザー、一部の蓄熱式レーザー)
・高頻度で来てもらい、照射の際もる熱量を多くする
・連続照射をする
・施術部位の周辺を冷やす(他の部分に中途半端に熱を入れない工夫)
※針脱毛する
何もしないのも患者さんは不安だし、出力を上げてもヤケドのリスクが上がるし非常に治療しにくいです
このように硬毛化の治療方法は多種多様です。
どれが効果があるかは、やってみないと分からないです。
【硬毛化が心配な人はどうすべきか】
クリニックに硬毛化した際はどのような治療を行うのか確認する→納得したら受ける
硬毛化しやすい部分は脱毛しない
硬毛化しにくいレーザーを使う
↓硬毛化に関してはこちらの記事で少し深めてます
色素脱失(白斑、白く抜けること)
皮膚の色がスポットで、真っ白(白斑になる)になることがすごく僅かな確率ですが、あります。
実はヤケドの色素沈着よりも、皮膚科医としては治療が大変です。
【治療方法】
皮膚科に通院しないと治りません
ステロイド・免疫抑制剤の外用、UV治療など
基本は尋常性白斑と同じ治療をしますので、詳しくは皮膚科学会のHP参照
レーザー脱毛が受けられない人、部位、症状
日焼けした直後の肌
日焼けした直後という自覚症状がある時は、避けてください。
特に赤くなりにくい肌色の人は、医者から見ても分かりにくいんです。
日焼けはヤケドの一歩手前です。
そこにレーザー当ててしまったら、本当にヤケドしますよ。色素脱失も起こりやすくなると言われています。
日光過敏症、それになりやすい薬を飲んでいる人
日光過敏症とは少しの日光でじんま疹や、すっごく赤くなり痒くなる症状です。
正確には光線過敏症といって色々な種類がありますが、皮膚科で診断された方は治療は行わないことが多いです。
一部の薬は光線過敏を引き起こすと言われており、照射の際には注意が必要です。
有名な薬はクラビット(抗生剤)、ボルタレン、モーラステープ、一部の向精神薬です
詳しい薬剤は徳島県薬剤師会のHPが見やすいです。
問診の際にクリニック側が確認しますので、正直自分で調べなくてもいいかなと思います。
じんま疹の治療中の人
じんま疹が体のどこかに出ている人は、正常な部位に照射しても蕁麻疹が起きることがあります。そしてそれが全身に広がることもあります。
原則として、じんま疹の治療中はレーザー脱毛は行わないことが多いです。
糖尿病(中等度〜重度)
糖尿病の人は痛みを感じにくくなっており、ヤケドのリスクがあがります
また傷も治りにくい、さらに感染にも弱いので、レーザー脱毛はリスクが高いです。
軽度の人であれば行えるので、クリニックで相談しましょう。
関節リウマチにかかったことがある人
リウマチの治療には金属を含む薬を使っていることが多いです。
血液内の金の濃度が高い状態で、レーザーを照射すると、青い刺青が入ったかのようにレーザーの照射部分が青くなります。ブルーマン症候群と言われています。
画像は衝撃的なので大丈夫な人だけ見てください→こちら
今は使ってないくても、10年経ったてからも影響があると言われているので、リウマチにかかったことのある人は完治していても申告してください。
金の糸が入っている人
最近はもうないですが、リフトアップに一時期、金の糸が流行っていました。
(美容は一時のブームに乗らないことが大切ですよね)
ヤケドの可能性が高いので、レーザー系は照射できません。
ケロイド体質
傷が異常に盛り上がって治ってきてしまったことがある人は注意が必要です。
部位や度合いにもよりますが、テスト照射をしてから行うことが多いです。
ヘルペスなど感染症がある部位
感染症は悪化させる可能性があるので、その周辺は避けます。
ヘルペスは今症状が出ていなければ問題ないです。
妊婦
妊婦さんは妊娠性痒疹など、皮膚トラブルが起きやすいので避けます。
基本的には胎児に影響はないので、レーザー脱毛後に妊娠が発覚しても、大丈夫です。
眼球の上
目の上の皮膚は薄く、その下に眼球にダメージが出る可能性があります。
ぶどう膜炎、虹彩癒着といった目にダメージを与えてしまったという報告はあります。
基本的には、それ専用のコンタクトが必要となります。
それでも安全を期して、レーザーを当てないことは多いです。
白髪
メラニンが全くないので、最新の蓄熱式レーザーを使っても抜けません。
レーザー脱毛の注意が必要な人、部位、症状
性ホルモン値異常の病気
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの婦人科系の病気は、効果が薄いです。
硬毛化もしやすい。
ステロイド内服などの薬による多毛
ステロイドの内服など多毛を引き起こしますが、さらにレーザー脱毛で反応しにくく、硬毛化のリスクも高いです。
濃いシミやホクロの上の毛
これは最新の長い波長が入った蓄熱式レーザーでは脱毛可能です。
しかしそれ以外のレーザー脱毛では、ヤケドのリスクが上がるだけで、毛は抜けないため、照射しません。
子供の脱毛
小学生など子供の脱毛には、医療界でも賛否両論です。どちらかというと賛成が優勢になっています。
最近は痛みの少ない蓄熱式レーザーの登場により、痛みに弱い子供でも治療が受けやすくなっています。
注意点としては基本的には効果は一時的です。40%しか長期的な脱毛効果はなかったと言われています。
毛の近くにある幹細胞への影響について不安視する声もありますが、今のところは大きな問題は報告されていません。(詳しくは、蓄熱式レーザーの項目で解説します)
誤解されがちだけど、照射OKな部位
カミソリ負けのブツブツ(毛嚢炎)、ニキビ
アトピー性皮膚炎などの湿疹
詳細は前に書いた通りです。
自己処理を繰りかえすことで、肌に負担は確実にかかりつづけて、なかなか改善もしにくいです。
レーザー自体にも、湿疹やニキビ改善作用があります。
エステ脱毛と医療レーザー脱毛の違い
医療は発毛中枢が破壊できるが、エステは弱らせるだけ
発毛中枢を破壊することが許されているのが医療脱毛です。
エステの脱毛では、ここを破壊する出力が許されていないので、発毛中枢が弱るイメージです。
実際の体感としては,
次の毛が生えてくるまでの期間が伸びるだけ。
エステは回数を重ねれば、効果が医療並みにあるのか
発毛中枢の破壊が許されていないのなら、どれだけ回数を重ねても弱るだけですよね。
エステの脱毛サロンのスタッフさんでも、毛がなくならないので、自分は医療で受けているという方はそこそこいます
もちろん次の毛が生えてくるまでに1−2年とかかかることもあるので、そうゆう場合は一時的に減ったように感じると思います。
お値段も安いので、効果は一時的でもいいという人はいいと思います。
痛みに関しても蓄熱式は軽い
痛みも蓄熱式レーザーはかなり軽減されているので、エステの光脱毛よりも痛くないと感じる方もいるくらいです。
エステの広告規制はユルユル、医療の広告規制はキツキツ
なかなかに言いたい放題で、いつもびっくりしています。
脱毛に限らず、かなり盛って広告できちゃうから、消費者のみんなは気をつけてね!
エステの誇大広告は、学会でも話題になっており、なんとかしなければならないと頭を悩ませている先生方がたくさん見えます。
一方医療の方は公式ホームページの取り締まりが、相当厳しく法律で整備されています。
そのためエステの方が魅力的に見えるかもしれないです。
消費者の皆さんは、気をつけてくださいね。
リスクもたくさんあるから、自分の体を大切にしてほしい
「実は脱毛って、リスクや気をつけたことがいいことって意外と多いな 😯 」
と思いませんでした?
あなたの体は一つしかないです。
よりキレイになりたくてやっているのだから、値段だけで決めないのも、自分を大切にすることだと思います。
ベル先生のおすすめ脱毛レーザーの機械
おすすめは、ソプラノチタニウムorソプラノアイスプラチナム
詳細は後述しますが、
部位や肌質によって、おすすめのレーザーはあります。
↓レーザーの種類の違いを知りたい方はこちら
↓どうやって脱毛クリニックを選ぶのか、詳しくはこちら
でもこの2つの機械はどの人でもどの部位にも、最適の選択肢の一つになるのでご紹介しました。
おすすめの理由
3つの波長が同時に出ていて、色々な深さの毛に効く、抜け感もいい、硬毛化リスクも低い
施術時間が短い(特にソプラノチタニウム)
色黒部位にもヤケドのリスクが少ない
毛嚢炎にもなりにくい
産毛にも効果あり
痛みが少ない
※ソプラノはたくさん種類あります。ソプラノ、ソプラノアイス、ソプラノアイスプラチナム、ソルラのチタニウムです。私のおすすめは後者2つで、前者2つは特徴が違うので注意。